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 ■ 送検 (そうけん)

司法警察員が、事件を、書類・証拠物とともに検察官に送ることです。詳しくは、この下の 「送致」 をご覧下さい。
(2005.11.7)

 ■ 造作買取請求権 (ぞうさく かいとり せいきゅうけん)

造作とはいっても、顔のデキのことではありません。本来的な意味としては、字からも分かるように、「つくること」ですが、ここでは畳や建具(戸、障子、ふすま)など、建物を使用する際に必要なもの、便利になる物のことを意味します。借家・アパートなどから出る際に、大家さんにこれらを買い取ってもらう権利のことです。借地借家法の33条にこの規定があります。
どうして法律でこんな権利が認められているかというと、昔は借家人が畳や建具を持ち込んでいたからです。借家から立ち退く際、本来であれば、借家人の所有物ですから次に住む家に持っていかなくてはならないんですが、今使っている畳・建具が次の家にちゃんと合うかは分かりませんし、持っていくのも結構手間なわけです。そこで、借家人から買い取りの請求があれば、大家さんは時価で買い取ってあげなさいよ、というのがこの造作買取請求権というわけです。
「じゃあ、畳・建具などの造作を大家さんに買い取ってもらえないときには、立ち退きを拒否できるのか」という疑問が起こりますが、判例はこれを認めておりません。
もっとも、今どき畳や建具を持ち込む人はほとんどいないでしょう。私はこれまで何回も賃貸借契約をしてきましたが、いまだにこの権利を行使したことがありません。ちょっと使えばすぐに価値が無くなる消費社会では、あまり意味がない条文かもしれません。
(2005.10.20)

 ■ 送致 (そうち)

司法警察員が、事件を、書類・証拠物・被疑者の身柄とともに検察官に送ることです。 「『事件』なんて抽象的な概念なんだから、どうやって送るんだよ」 という疑問は、普通の方なら当然湧きます。この「事件を送る」とは、事件処理が司法警察員の手から検察官の手に移るということを意味します。 「検」 察官へ 「送」 ることから、 「送検」 ともいいます。
テレビ・新聞などでよく耳にする 「書類送検」 とは、事件を、書類・証拠物とともに検察官に送ることで、被疑者の身柄は送りません (芸能人・政治家が逮捕された場合、書類送検で済まされるケースが多いですよね)。
司法警察員として行うべき捜査にキリがついたときは、速やかに事件を、書類・証拠物とともに検察官に送致しなくてはなりません (刑事訴訟法246条) 。
しかし、被疑者が逮捕された場合の送致については、ちょっと異なります。留置の必要があると思われるときは、逮捕した時から48時間以内に、書類・証拠物・事件とともに、被疑者の身柄を検察官に送致しなくてはなりません (同法203条1項) 。
ちなみに、少年法では、少年を家庭裁判所や少年院に送る際にも、この「送致」という言葉を使っています。
(2005.11.7)

 ■ 訴訟資料 (そしょう しりょう)

訴訟において、判決を下すための判断材料となる事実や証拠のことです。資料と聞くと書類などの「目に見える物体」をイメージしますが、当事者が主張する「事実」も訴訟資料といいます。
(2005.10.6)

 ■ 訴状 (そじょう)

英語に直すと、 A complaint で、もともとの意味は、「不平」「不満」です。簡単に言えば、不平、不満について述べた書類です。もっとも、「最近のドラマは面白くない」とか、「なんとなくアンニュイだ」といった、法律では解決しようのない不平・不満ではいけません。法律を適用することによって解決できる不平・不満を書いて、法 (もしくは裁判所)の力で解決してもらえませんか、とお願いするのが訴状です。
民事訴訟を起こすには、裁判所に必要事項を明記した訴状を提出しなくてはなりません (民事訴訟法133条)。つまり、この訴状の提出が、裁判のスタートといえます。
(2005.10.4)


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