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 ■ 期限の利益 (きげんの りえき)

かみ砕いていうと、 「期限まで間があることによる利益」 になります。
クレジットの引き落としで、一喜一憂した経験がおありでしょうか。バーゲンで欲しいモノをクレジットで買いまくった後、翌月の引き落としについて考えることは気が重いものです。しかし、引き落とし日まで結構日にちがあると、ちょっとホッとしますよね。 「ホッ」 とできるのは、期限までまだ間があるからで、これを 「期限の利益」 というわけです。
この期限の利益は、お金を借りた側だけにあるとは限りません。キャッシングの場合、貸した側も、支払日まで間があることで利息という利益が得られるわけですから、これも 「期限の利益」 といえます。
この「期限の利益」は、原則、自由に放棄できます (民法136条) 。しかし、相手にも期限の利益がある場合は、自由に放棄するわけにはいきません(同条但し書)。クレジットの場合、早めに引き落とし額を支払ってしまっても良いわけですが、キャッシングの場合、早めに支払うと貸した方は利息を得られなくなってしまいますから、そうはいきません (実際は、契約内容によって可能な場合もあるかと思います) 。
(2005.11.13)

 ■ 期限の利益の喪失 (きげんの りえきの そうしつ)

民法137条が定めた以下の理由に該当すると、期限の利益を喪失します。お金を借りている場合でしたら、期限の利益の喪失によって、すぐに返済しなくてはならなくなります。
  1. 債務者が破産宣告を受けたとき
  2. 債務者が担保を失ってしまったり、減少させてしまったとき
  3. 債務者が担保を提供しなくてはいけないのに、それをしないとき
2. と 3. について具体例をあげますと、
  1. 抵当権が設定されている映画館から、上映設備を取り外し、第三者に売却した場合
  2. 保証人が破産宣告を受けたとき、債権者は、新たな保証人をたてるよう債務者に請求することができますが (民法450条2項) 、それにもかかわらず、債務者がたてなかった場合
などが考えられます。
(2005.11.13)

 ■ 期日 (きじつ)

口頭弁論期日や、公判期日などといった感じで用いられます。「期日」と聞くと違和感を覚えますが、要は口頭弁論をする日、公判をする日ということです。
岩波の国語辞典(第三版)を見ますと、「前もって決められている日。約束の日」とあります。口頭弁論期日も公判期日も、前もって決められていますので、この説明がジャストかもしれません。
(2005.9.17)

 ■ 擬制陳述 (ぎせい ちんじゅつ)

しばしば、略して「ぎちん」といったりします。 第1回目の口頭弁論期日に被告が欠席すると負けてしまうことがあるんですが、欠席しても事前に答弁書が提出されていれば、出席して陳述されたものとして扱われます (民事訴訟法158条)。
なお、簡易裁判所の手続においては、第1回目以降の口頭弁論期日においても擬制陳述が可能です (民事訴訟法277条)。
(2005.9.16)

 ■ 九条の会 (きゅうじょう の かい)

法律事務所のサイト巡りをしていて、目にされた方も多いかと思います。最近、憲法改正についてよく議論されていますが、思想・信条・立場などの違いを超えて、九条改憲を許さない、というのがこの「九条の会」です。
2004年6月10日、井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の九氏 (九条とかけたのでしょうか)の呼びかけによって、この会は発足しました。活動内容としては、全国各地で講演会や学習会を行っているようです。詳しくは、九条の会 オフィシャルサイトをご覧下さい。
(2005.9.22)

 ■ 境界確定訴訟 (きょうかい かくてい そしょう)

自分の土地と、隣人の土地の境界線がよく分からなくてモメた、というのはよくある話。その境界線を決めてもらおうと、裁判所にお願いするのが境界確定訴訟です。
原則、民事訴訟では、原告も被告も主張していないことを裁判所が勝手に判決で決めてしまうことは許されないんですが、この境界確定訴訟では、原告・被告の主張する境界線に縛られることなく、裁判所は勝手に境界を決められます。正確に言うと、「自分の土地の範囲は、ここからここまでですよね」と裁判所に確認する訴訟ではなくて、「境界線がよく分からないから、裁判所、確定しておいて」という訴訟です。
「競売」と同じように、なぜかこの業界では「けいかいかくていそしょう」と言ったりします。
(2005.9.15)

 ■ 強行規定 (きょうこう きてい)

ある規定(法規)に反するような契約内容を個々人の間で結んだとしても、その契約内容は無効として扱いますよという、文字通り「強い」規定のことをいいます。詳しくは、 「任意規定」 の項目をご覧下さい。
(2005.11.23)

 ■ 供述 (きょうじゅつ)

字を見れば、「何かを述べること」だと何となく察しが付きます。でも、似たような単語である「陳述」とはどう違うんでしょう?
まず、陳述ですが、「ち」のページでも書きましたが、「裁判官に対して、法律に基づいた主張をしたり、事実を述べたりすること」です。では、供述はというと、「事実を述べたりすること」です。したがって、「供述」に「法律に基づく主張」を加えたものが「陳述」になるわけです。
もっとも、「陳述」は民事訴訟・刑事訴訟どちらにおいても使われますが、「供述」は刑事訴訟において使われます。具体的には、被疑者・被告人、または証人が、裁判官・検察官・警察官に対して事実を述べるときに用います。
(2005.9.19)

 ■ 行政不服申立 (ぎょうせい ふふく もうしたて)

「行政上の不服申立て」ともいいます。「行政庁」のしたことを「行政庁」に不服を申し立てることです。似たものとして、行政訴訟がありますが、こちらは、「行政庁」のしたことを「裁判所」に不服を申し立てるものです。
行政不服審査法は、不服を申し立てる方法として、異議申立、審査請求、再審査請求の3つを規定しています (行政不服審査法3条1項・2項)。それぞれを簡単に説明すると、異議申立は、何らかの処分・公権力の行使を行った行政庁に不服を申し立てることで、審査請求は、処分・公権力の行使を行った行政庁の上のクラスの行政庁 (上級行政庁といいます)に不服を申し立てることです。再審査請求は、審査請求の結果 (裁決といいます)に納得がいかない場合、さらに不服を申し立てることをいいます。
(2005.10.6)

 ■ 共同訴訟 (きょうどう  そしょう)

一言でいえば、複数の原告、あるいは被告が関わっている訴訟のことです。
ただ、そんな共同訴訟も、色々な種類のものがあります。その説明は日を改めて。
(2005.9.17)


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